玄の散歩帖

温泉、レトロ、写真など好きなものごった煮ブログ

秋の温泉・廃墟旅 in 東北 (2021) ー化女沼レジャーランド見学ツアー④

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前回に続き、化女沼レジャーランド見学ツアー参加時のレポになります。

ranporetro.hatenablog.com

 

 

ゲートボール場での散策を終え、再び遊園地エリアに戻ってきた。

同じ場所でも、日が傾くとまた違った雰囲気を感じられるのが面白い。

 

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メリーゴーランドの装飾の鏡に雲が映りこんでいるのが綺麗。

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太陽を背にそそり立つ観覧車。

雲が広がって来るにつれ、空はめまぐるしくその表情を変える。

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西日を浴びたゴンドラ。

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こちらはトラバントと呼ばれる、台座が上下に振れながら回転するアトラクション。

昔は地方の遊園地などによく置いてあったそうだが、昨今ではほとんど見かけることのない代物だ。

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塗装の絶妙な剥がれ具合により、現役時よりもカラフルになっている

経年劣化と思い出がつくりだす頽廃的な美しさがそこにはある。

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定番アトラクションのコーヒーカップ

入口にあるアナウンス用ボックスは完全に倒壊してしまっている。

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カップ自体も全体的に老朽化が進んでおり、このように根本から折れてしまっているものもあった。

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これまた極上の錆付き具合。ずっと眺めていたくなる。

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細部に至るまで本当に素晴らしい 

 

少し離れて、遊園地エリアの全景を望む。

こうして見ると、まるで植物の海の中に遊具たちがぽっかりと浮かんでいるようだ。

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さらに場所を変えて、ススキの大海原の中から観覧車を眺めてみる。

黄金色に輝く穂先が風に揺られ、なんともノスタルジックな光景だった。

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今回のツアー参加者の中にはリピーターの方々が数名いらっしゃったが、

こういった四季ごとの季節感を味わえるのも醍醐味の一つなのかもしれない。

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太陽が地平線の下に沈もうとする頃、いよいよ夕焼けはクライマックスを迎える。

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園内はやわらかな光に包まれ、参加者たちは皆思い思いの場所にて名残惜しそうに眼前の景色を焼き付けているようだった。

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辺りもいよいよ暗くなり始めた頃、集合時間となり遊園地に別れを告げる時が来た。

 

参加者を乗せたバスは化女沼を離れ、現実世界へとわれわれを引き戻していく。

遊園地を出て少し経った頃、遠くに見えた観覧車の陰影がなんとも印象的であった。

 

 

***

 

ツアーを終えてみての感想

一日がかりのツアーで見所も非常に多かったが、それぞれの場所での時間配分がうまく調整されていて、とても満足度の高いツアーだった。

 

また午前中にガイドの方の引率で園内を歩くことで、大まかな位置関係を把握できたのも良かった。それにより見所同士の距離感を整理できたので、午後の自由散策の際は思い通りに園内を動き回ることができたと思う。

 

そしてなによりガイドの広瀬さんやご挨拶に来て頂いた後藤社長など、関係者たちの熱意というか遊園地への愛着を感じることができたのが嬉しかった。やはりその場所が本当に好きでなければ、参加者のニーズに沿った良いツアーというものはなかなか作れないと思っているので。

 

次にいつ来れるのか、またその時に化女沼レジャーランドが残っているのかは正直分からないところだが、本当に素敵な体験ができたので、季節を改めてぜひまたツアーに参加したいと思っている。

 

ツアー関係者の皆さま、今回はありがとうございました。

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なお、仙台に戻ってからの様子とその後の夏油温泉での滞在記を次回分でまとめて、本旅行記の最終回としたいと思います。